おでーぶでおでーぶ

いろいろ書く。いろいろ。

DroidKaigi 2019 スタッフ業

今年もスタッフでした。昨年の致命傷はこちら。

jmatsu.hatenablog.com

今回は

  • 採択後のスピーカーとの各種やり取り
  • タイムテーブル周り
  • アプリなどで使うAPIの作成
  • 公式アプリのメンテナー(特にCI)
  • 前日設営配送周り
  • Day1 のホール周りの下拵え(圧倒的 keima さんと hidey さんによりホール設営自体は全てやってもらいました。感謝。)
  • パーティー前移動作戦本部
  • セッション部屋リーダーの補佐
  • ほんのちょっとだけセッション部屋の司会
  • 遊撃手
  • ネットワーク(全く稼働できず)

今年は例年の致命傷を避けようとして結果即死した感じです。めっちゃミスしました。本当にすみません。

本業は同僚全員凄く理解のある人たちで助かりました(去年もですよ)。本当にありがとうございます。ただレビューや問い合わせなど自分以外の人がロックされてしまうタスクを優先しつつも、甘えすぎてもいけないので普通に開発をしたりとかなり忙しい日々でした*1

副業も最高に理解があって、いきなり無理を言って 1月中の稼働は結局0時間とさせてもらいました。本当にありがとうございます。

でも飲み会の回数は減らしませんでした。許してください。

採択後のスピーカーとの各種やり取り

今年は問い合わせのうちのいくつかを他の担当の人にディスパッチしつつ、基本的にプログラム用問い合わせMLに流れてきたものを拾って返していました。

それでも単一障害点と化したのは間違いなくて、返信が遅くなったり二度手間を取らせてしまったこともありました。不快な気持ちになってしまった方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ありませんでした。プログラム用のMLでもいいのでフィードバックを頂けると嬉しいです。

タイムテーブル周り

今年はタイムテーブルを @Reyurnible@satsukies に手伝ってもらいました。とても雑なお願いでシュッとやってくれてありがとう。戻ってきたときにGASでverificationが書いてあってとても感動しました。

さて、今年も「XXXとYYYを聞きたいのに被ってる〜〜〜!」という声をいただきました

わかる。頑張ってこの世に存在できるインスタンス増やしてください。

これは本質情報なのですが、8インスタンスあれば全てのセッションを聞きつつ、codelabsやスポンサー巡りができます。

Day1 ホール直後の移動問題 + Day1 パーティー前の移動問題

さて、昨年来た方は Day1 ホールセッション後や Day1 パーティー前の移動の惨事を覚えていらっしゃるかと思います。あれはひどい事件でしたね。

今回はそれぞれに対応をしています。一応うまくいったと思います!

Day1 ホール直後の移動問題

最初のウェルカムトーク、ホールAのセッションを終えたときの開放部屋調整を行っています。具体的には去年と異なりホールBを使えるようにし、5F で開放する部屋も減らしました。

さらに急遽、ホールAの最初のセッションを同時通訳にしてもらいました*2。元々同時通訳は完全に Room 3 だけの予定だったのですが、やはり最初のセッションは日英どちらの方も楽しんでいただきたく、僕の独断と偏見で同時通訳対象セッションをバチコーン!しました*3。発表されたTakuma さん、本当にありがとうございました。

droidkaigi.jp

この午前の構成ですが、僕の独断と偏見をそれっぽく解説すると

  • 今年はAACやマルチモジュールの応募が多い
  • それに伴う DI やテストの偏移についての話題が多い
  • AAC に関する知識が熟成し始めている

という背景を感じてまして、

  • DI on multi-modules
  • Build optimization
  • Navigation Component from AAC
  • AAC with testing

を主題とするセッションで構成することで、テーマ感をある程度持たせることができたのかなと思います。多分。

Day1 パーティー前の移動問題

  • Day1 最後の方のセッションを変則にし、同時に終わる部屋数を減らす
  • ホールで Fireside Chat を開き、移動を促す
  • 先んじてホールでウェルカムドリンクを配れるように業者(ビヨンドさん)の方にお願いする
  • Fireside Chat とウェルカムドリンクを踏まえたホールレイアウトを考える
  • keima 神による誘導

ということを今回は計画していました。

とはいえ僕がやったのは「関係各所の人をざっと集めまして、こんな感じの戦略で1Fに人を流していきたい、宜しくお願いします!」というざっくりとした方向性の提案だけで、実際に Fireside Chat を企画したのはcodelabs班だし、ウェルカムドリンクやバリスタさんのコントロールは全て飲食班、keimaさんはkeimaさんだし、ズラした枠にうまくセッションを当ててくれたのは僕以外のタイムテーブル班、展示ルームのコントロールはスポンサー班って感じでした*4。本当にありがとうございます。もちろん来場者の皆さんのご協力があってこそでしたので、その点も深く感謝しています!

APIや公式アプリに関して

皆さんコントリビューションありがとうございます! @takahirom さんを始めとしたコアメンバーがコントリビューションしやすいような形で整えてくれて、本当にかっこよかったです。

CIについてはどっかで発表しますが、急ぎでないときは CI やプロジェクトに依存しないように書いていたので、大部分が皆さんのプロジェクトでも動くと思います。ぜひ感想を聞かせてください。CircleCI v2.1 にするPRは後で投げます。CircleCI Orb化や Bitrise Step化も視野に入れてます。

ちなみに bot名に DroidKaigi と入れなかったことにはちゃんと理由があって、もし token を使われて罵詈雑言などを書かれた場合などにヒッジョーに面倒臭いからです。その点、僕のbotであれば(全く良くはないんですけど)まだ被害が小さいので。でもアイコンはいらすとやの最高のアイコンですよ。 (cc しほちゃん)

遊撃手

ショートではない。僕はファーストが好きです。

英語

今年も Global 班(メンションは english) という班がありまして、翻訳や proofread をお願いしてました。駄文を投げるとキレイになって返ってきて最高でした。

各セッションの英語タイトルは僕が一通り訳して、Global班に推敲してもらいました。皆さんの思惑と違うものがあったら本当に申し訳ありません。

やはり難しかったのが「投稿者がタイトルに含めたモチベーションと意味」をどれだけ維持できるかで、例えば @yanzm さんの DDD の戦術的設計 という言葉は明らかに DDD 由来なので、エヴァンス本を引っ張り出して来て訳の参考にしたりしました。他にも @shiraj_i さんの How about reviewing your Android Studio settings? は「何回かしらじさんの英語発表聞いてるけど、How about ~ って結構言うし、この言い方しそうだなー」と思いながら訳しました。

嬉しかったこと

  • 問い合わせしてくれた人たちが現地で「回答(調整)ありがとう」って言ってくれた
  • 前職(Quipper)のフィリピンの元同僚や入れ違いで入ったエンジニアが来てくれて、話す機会が取れた
  • アプリのコントリビューターから声をかけてもらえた
  • コーヒーが美味しかった
  • こそこそしてたらウェルカムトークの司会から今年は逃げられた

P.S.

いま家にニトリのポールハンガーが25個あって威圧感が凄いです。(画像のダンボールの陰に同じ量のダンボールがいます)。少しの間、食費のかからない25個と1人暮らしです。

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*1:スポンサー企業の1つであり、CEO はスタッフ&スピーカー

*2:Global班、通訳の方、本当にありがとうございます

*3:ここが日本語または英語のみだと、聞けない言語の方の「次セッションに早く行きたい欲」が増強されすぎるのではという懸念もあり、同時通訳にすることで解消を図りました

*4:書きながら、自分で何もしてないことがわかってウケる