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知らなかったことを知るのが好きなんです!

SHIROBAKO Advent Calendar Day4 です。もう5年目の Day4 なんですね、正直ウケる。

adventar.org

知らなかったことを知るのが好きなんです!

第14話、りーちゃんこと今井みどりのセリフです。この言葉はストーリーに対して大きく影響を与えるというものではないと思うのですが、個人的に好きなセリフのうちの1つです。

宮森が「武蔵境の駅にディーゼル車が通っていのかどうか」を調べる上でやや悩んでいたところ、率先してりーちゃんがそのタスクを引き取り、宮森の心配(一種の罪悪感とも言えましょうが)に対しての言った言葉です。お金も出ないのに。*1

りーちゃんは脚本家を目指しており、その延長、あるいは手前、もしくは道中、自分の引き出しを広げていきたいという思いを持っています。「知らないことを知るということ」、つまりは「好奇心を満たすこと」が自分のためになる、またそれを好きであるということで非常に好感を持てますね。かわいいよりーちゃん。

好奇心を満たすということ

ものづくりをする上で、好奇心を満たすということは非常に重要なことだと思っています*2

現在自分はエンジニア(Android/Backend/SRE)という職業にいまして、個人的に何かと理屈をつけた方がしっかり地に足をつけて頑張れるということから、日々の業務や日常ルーティーン(生活含む)を以下のように区分しています。

  • 経験知を利用した既知への対応と応用 e.g. bug fixes, 余った食材でシュッと料理を作る
  • 外的要因による半ば強制力の存在する新領域への挑戦 e.g. iOS アプリ開発
  • 個人の好奇心による新領域・既知領域での挑戦 e.g. terraform plugin, 創作料理
  • 感情を捨ててでもやらないといけないもの e.g. 経費精算, 年末調整, 確定申告
  • 脊髄反射で処理するもの e.g. プロテインドリンク作り

まあ例は適当なのでさておき、このうち、やはり「個人の好奇心による新領域・既知領域での挑戦」というのは日々のモチベーション、ひいてはその環境や習慣に関わり続ける上でのモチベーションへ絡むと感じています。お金が好きな僕ですが、仕事や日常生活ではこの度合いがどれだけ強いかで継続性が変わります。

例えば料理を食すのも作るのも好きであるということで、色んな国の色んなレストランでの食事を家で再現できるように研究したり、各国の調理方法を試しては他人で実験して好奇心を満たしているきらいがあります。業務では新しい言語への挑戦、インフラの経験が少ないので会社リソースを使って勉強・応用したり、旅行中は現地語でビールを頼んだり、バーで知らない人に話しかけたり、Airbnb やゲストハウスのホストと話したり・・・自分の行動のありとあらゆることが好奇心に根付いていると思っています。最近ダイエットをして走るときも「知らない道を走る」という行為だけで景色を楽しみつつ、いつもの倍走れるんだから不思議です。

もちろん人によってはつまらないかもしれません。ただ自分の好奇心が他人と同じである必要は全くありません。偶然被ったとしても、寄せる必要は一切ありません。そんな一種の強迫観念の中で良いものが作れるとは思いません。知らんけど。

作中における好奇心

SHIROBAKO はアニメづくりのアニメであると説明する必要はないかと思います。同じ「ものづくり」という面、そして好奇心に基づく場面はたくさんあります。 e.g. みーちゃんのタイヤ以外のモデリングへの欲求, 本田さんのお菓子職人への転身

ちょっと出張中はネットワーク弱すぎて全然見れなかったので適切な例が出てこないんですが、もっとあります・・・

おまけ

ロンドンの料理は絶対再現しません。好奇心に勝る理性というのも時には大事です。

*1:なお jmatsu はお金が出なくても頑張ることを美徳だと感じる類の人種ではありません。金はほしい

*2:あんまり宗教チックになっても怖いですし、心理学を専攻していたわけでもないという前提で