読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

社会放流されて6ヶ月経ったから云々という話

2016年4月に社会へ放流され,2016年10月現在, Quipper, Ltd.Androidエンジニアとして働いています*1

実は4月の時点ではリクルートマーケティングパートナーズ(RMP)へ入社し*2,7月からQuipperに籍を移しました。


ということで,2つの会社を経験した中で学べた良いと思う事をつらつらと書きたいと思います。
下記の意見は完全に僕個人の意見であり,所属企業や所属員を代表するものでも代弁するものでもありません。(一応)

なければ作るか,作れないならどうすればいいか等 考えることのできる広い視野を持つ

ばんくしくんの なりたいな「無ければ作るエンジニア」 に感化されたわけではなく,結構前からこの考えにかなり似た思考を持っています。
「{前例,ライブラリ}がないんだよね。だからできないよね」って正直意味がわからないし,その考えでいくと「え,じゃあ誰かがやった施策や実装だけを繰り返していくんですか?」ってなってしまう。

RMPでもQuipperでも「ないからやめよう」とかそんなことを言う先輩は一人もいなくて,もし色んな制約の上で出来ない or やらないと結論が出ても,キッチリと代替案が出て来る。
そういう人達の発想は非常に柔軟で,一緒に働いて本当に面白いです。そういうエンジニアになりたいと思います(って言えって言われました)。

あ、もちろん「無ければ作ればいいじゃん?」とそこまで安直な発言をする気はないですが,「無いなら無いなりに,作ることや代替案も含めて広い視野で考えていこうな」という風なスタンスです。
でも職場に寝る場所を作るのだけはやめようかな・・・って思ってます。

newbieな質問は恥じゃない

初歩的な質問をすることは別に恥でもなんでもないということです。

最初は「こんな質問していいのか?」と思って質問ができず,当然会議では発言できず,加えて同期も何も質問をしないとなると完全に「自分だけが分かっていない」ような気になりました。
これ,経験したことのある人がいれば分かると思うんですが,すごくきついです。特に同等っぽい立場の人(e.g. 同期)が質問をしないと完全に精神があかんことになります。

というわけで個人的には結構気にしていたんですが,思い切って「◯◯が施策に効いてくるイメージが湧かないんですが,そういう傾向があるんでしょうか?すごい初歩的な質問で申し訳ないです」と言ってみると「まあそりゃ知らないよね。説明不足でごめん!最初から順を追って説明し直します!」という感じの返答を貰えました。
周りからすれば,質問なんて気にする必要もないくらいのことだったようで,何よりも「会議で発言しない」ことの方が問題視(表現に語弊がありますが,単に目につく的な意味です)されていたようです。


まあ開き直ってみれば,そもそも関わるプロダクトの専門家として採用されたわけではないですし、既存・競合プロダクトの知識や施策への理解が足りないのは当たり前だな・・・という気持ちも,「今では」出てきたりします。今では。

スピード感を維持したまま,戦略を考えるということ

Quipperでは「おっしゃ!それやろうぜ!」的なノリでガンガン施策の方針やプロトタイプがあがってきます*3
このスピード感だけでも個人的には憧れる部分ではあり,まだ実践できていないほどにハードルの高い部分なんですが,そのノリの施策の裏にきっちりと「引き際」と「評価」が存在します。

具体的な施策をあげることは諸々の都合でできませんが,その軽いノリとは裏腹にきちんとその利点や方針,早期見積もりを出せるのは本当に尊敬の念しかありません。
軽いノリで合意をとったからといって適当なやり方で進むのではなく,ステークホルダーへの確認等はもちろん怠りませんし,プロトタイプかロードマップのどちらか(規模次第)がすぐに降ってきます。

完全に内向きの施策の話で言えば,デザイナー陣が「簡単にNative appからフィードバックしたいんだよね」というIssueを立ててKPTで話した直後,Android/iOSエンジニアと集まって即話し合い,からの即「実装してみました」のスピード感は見てて気持ちよかったです。

伝え方は文章だけじゃない

Quipperは基本英語です。といっても日本オフィス内での会話は日本語なんですが・・・Androidチームは普段の開発でも英語でのチャットが必須です。

ちなみにわしのTOEIC力は315万(/万)じゃ。っていう点数を取ったことがあるくらいには英語ができません。正直入社前は漏れそうなくらいビビってました。現在は漏れてます。

周りの人達は出来る限り分かりやすい英語を使ってくれますし、エスパーなのかな?って思うくらい僕の意味不明な英語を解読してくれます。多分エスパーなんですけど。

ですが,それに甘えるわけにもいきませんし,エスパーにも限度があります。
僕があまりにもパッパラパーなことを言うと「What do you mean?」と返されます。直訳して日本語で言われたらトイレで一人寂しく泣くことも辞さない構えです。

まあそれはさておき,(我流ですが)英語学習は当然毎日やっています。が、それがすぐ結果として現れるかというと,そうもいきません。
そこでさくっとできる対応として,図やコードを使って,文章以外の方法で伝える努力をしています。 そして今では,これは別に英語だろうが日本語だろうが,相手がなに人だろうが,表現方法の1つとして「やるべき」だと考えています。

といってもこれも受け売りというかパクリでして,隣席のどらえもん氏がSkitchでデザイン Issueの指示等を出してくれるんですが,これが本当に分かりやすい。
スクショに矢印と文字があるだけで,人は全ての事象を悟ることができます。あなたとSkitch,今すぐダウンロードって感じ。

え?この記事には画像がないって?ちょっと何言ってるかわからないです。

ステマ

RMPでは最初の3ヶ月の間でしたが、ワンオペ(意味深)、スタディサプリ ENGLISH Androidプロジェクトのテストストラテジーやポリシーの策定をやったり、他プロジェクトの手伝い、とある機能のサーバー実装とAndroid実装のほぼ全てを一人で任せて貰えたのは中々楽しい経験でした。
新卒が生意気に「プロジェクトを横断して働きたい」と無茶振りしたにも関わらずそれを実現してもらい,良い感じに評価軸まで立ててくれる会社はそうはないんじゃないかなーと思います。

Quipperでは新卒特別待遇!みたいなものはなく(多分),一人のエンジニアとして扱ってもらっています(多分)。そしてそう信じながらっょぃDev・Bizの中で働いています。
開発チームの全員が施策に対して考えをしっかり持っており,「施策はBizサイドが出すもの,Devサイドはその施策を実行するもの」という環境とは程遠いです。
当然のことながら,施策の話し合いをするとき そこにDevだからとかBizだからとかそういう変なわだかまりは一切ないです。
そんなこんなで,技術力の高さは勿論のこと,プロダクトを作るという面で非常に意識の高い人達と一緒に働き,プロダクトを作っていけるということは,新卒ぺーぺーのエンジニアにとっては非常に贅沢な機会だと身に沁みて感じます。

とりあえずRMPとQuipperはいいぞ。

おまけ

社会人になって1ヶ月が経った5月中頃、同じチームのAndroider × 2 がGoogle IOへ出張。
そのため1週間ほどぼっちAndroiderをやってました。リリースがその次の週あたりにあって、QAだけはやった気がします。

まあすごい頑張ったんだぜ、っていう話ではなく、セルフLGTMを完璧なタイミングで見られて悲しくなりました。
しかもセルフLGTMは後にも先にもその1回だけだっただけに、悲しみが深い。あと普通にぼっちで寂しかったです。

f:id:jmatsu:20161010142513j:plain

*1:スタディサプリ高校大学受験とQuipper School、Quipper VideoのAndroidアプリ開発に関わっています

*2:RMPではスタディサプリ ENGLISHAndroid,バックエンドやフロントエンドの軽いタスク、kidslyAndroidに関わっていました。

*3:RMPではそうじゃなかったという話ではなく,プロダクトのフェーズが僕の所属していた期間中にそういう段階じゃなかっただけという話です。